日本はバブル経済崩壊以後、15年余りは経済は後退を続け、デフレが 進行し続けました。ところが、教育産業についてはそれほどデフレは 進行せず、むしろ一人あたりの教育費は上昇しているという統計結果 すら出ています。
そうした背景には少子化、公立学校に対する不安、私立学校への偏向の ほか様々な原因が考えられます。また高齢化により、祖父母からの資金 援助も珍しくないのかもしれません…。
いずれにせよ、教育費についてはそれほどデフレの影響はなく、むしろ 上昇傾向にあると考えた方がいいかもしれません。
さて、ここでは教育資金の運用~貯蓄とインフレについて~説明したいと 思います。
教育資金が必要になるのは子供が高校~大学のときというのはご存知だと 思いますが、その運用は貯蓄では問題があるでしょうか?
教育資金はその用途から考えてあまり高いリスクをとることはできないと いう方が多いと思いますが、では現金で銀行に預けておくだけというのは どうでしょうか?
銀行に預けておきますと、元本保証はされますが、残念ながら1%の利回り すら期待できません。しかし、銀行はあなたから預かった資金を企業に貸 し付けたり、あるいは投資を行い、どんなに少なくとも5%以上の利回りを 得ています。
また、物価などが上昇したり、子供の学費が上昇したり、住宅ローンの支払 額が上昇したりなど、インフレが起きますとあなたが溜め込んできた現金は その「インフレの分」だけ現金の価値が少なくなります。
ちなみにインフレはある日、突然やってくるというこもありますが、ほとん どの場合、ゆっくりとまるで弱火か中火で煮込むかのようにじわじわと影響 力を増してきます。
以上の2点
○銀行はあなたの教育資金の元金は保証するが、簡単な運用知識で得られる はずの利回りをあなたから奪う。
○現金はインフレに対しては、ほぼ無力である。
は教育資金の貯蓄をし運用するにあたって、検討の余地があると思います。
教育資金は確かに、その用途から考えまして、あまりリスクを背負える資金 ではないのは事実です。しかしながら、子供が小さいときから蓄える教育資 金は将来のための資金であり、子供が大きくなるまで基本的に使う予定のな いお金です。
そう考えますと、長期的には上で挙げた2点のように逆に「投資をしないリスク」 も目立ってきます。
教育資金の貯蓄・運用には、様々なリスクを勘案して臨みたいですね。